現代人が首を傷める最大の原因のひとつはコンピューターの普及です。
ほとんどの作業がパソコンひとつでできるようになった今、姿勢を変えずに何時間も没頭するようになりました。それにより首への負担が増えたのです。
もちろん、コンピューターで作業しているあいだも背筋をぴんと伸ばし、頭部が背骨の上にぴったり乗っていれば、首にも腰にも必要以上の負担はありません。世の中には姿勢がよく、肩こりも首こりもほとんど経験のないという人もいるのです。
しかし大半の人はそうはいきません。しかも運動不足や加齢によって筋肉の力が衰えてくると、ついに首が前に出て、身体のバランスを崩します。
その結果、肩こり、首こりが生じるだけでなく、そのままにしておくと頚椎ヘルニアにもなりかねません。