腰痛を訴える患者さんの職業はさまざまですが、その原因は共通して「姿勢」にあります。
絶好のシャッターチャンスを狙うため、中腰でファインダーを覗くカメラマン、重い段ボールなどを上げ下ろしするような方も、腰に負担がかかりやすく、腰痛を訴えられる方が多いようです。
特別意識はしなくても、これらの姿勢は日常生活のすぐそこに潜んでいます。重いものを持ち上げる時、掃除機をかける時、車に乗り降りする時……。これらの作業の時にも、少しだけ腰を気遣ってあげましょう。
それでなくても、全体重を2本の足で支えている人間は、その支柱である腰に負担がかかりやすくなっているもの。「中腰」や「前屈」といった姿勢を、長時間続けることは避けたいものです。