腰痛の中で、症例が多いのが、「腰椎椎間板ヘルニア」です。腰椎全体の約2〜3割を占めています。
腰椎椎間板ヘルニアで一番有名な診断方法は、下肢伸展拳上試験というものです。名前はやたら難しいですが、要は足が上がるかどうかのテストです。
やり方は、
- 仰向けに寝ます。手は自然にお尻の横に置く。
- 膝を伸ばしたまま片足を上げる。
これだけです。
20cm上げた状態で腰に痛みがあればヘルニアの疑いあり!
70度以上上がれば正常。
健康な人なら70度以上上がりますが、「椎間板ヘルニア」があると床から20cm程上げただけで腰に痛みがあり、それ以上足があがりません。
ただし、90度くらい軽く上がる人でも、腰痛があるのでMRIで調べてみたら「椎間板ヘルニア」だったという例もあるので、自己判断だけでなく専門医を受診してください。